特集 CT、MRIを上手に循環器診療で使いこなせ!
治す 心臓CTをカテーテル治療に活かす 末梢動脈
横井 宏佳
1
1福岡山王病院 循環器センター
キーワード:
下肢
,
冠動脈疾患
,
末梢カテーテル法
,
冠血管造影
,
CT血管造影
,
末梢動脈疾患
,
最大値投影
,
容積表現法
Keyword:
Computed Tomography Angiography
,
Catheterization, Peripheral
,
Coronary Disease
,
Coronary Angiography
,
Lower Extremity
,
Peripheral Arterial Disease
pp.289-295
発行日 2017年3月9日
Published Date 2017/3/9
DOI https://doi.org/10.18885/J03097.2017164747
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心臓CTが保険召償還され10年が経過した。償還前と比較するとわが国における冠動脈疾患診療は大きく変化した。早期に冠動脈の解剖学的に所見を把握することにより早期診断,早期治療が可能となり,患者の予後改善にも貢献していると思われる。また,PCIにおいても術前に得られる病変部の情報は治療戦略を考えるうえで有益で,石灰化の程度はロータブレータの必要性を考慮することになり,完全閉塞病変ではガイドワイヤー通過の難易度を予測することが可能となった。本稿では心臓CTが末梢動脈のカテーテル治療にどのようにいかすかを論じてみたい。
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