特集 循環器疾患におけるディベート
治す 安定冠動脈疾患への介入 ベストはどれか?薬物 vs PCI vs CABG
新美 望
1
,
池村 修寛
,
香坂 俊
1慶応義塾大学 医学部循環器内科
キーワード:
冠動脈疾患
,
感度と特異度
,
心臓血管作用剤
,
生活の質
,
冠状動脈バイパス術
,
冠血管造影
,
心筋虚血
,
リスク評価
,
CT血管造影
,
心筋血流予備量比
,
経皮的冠状動脈インターベンション
,
非侵襲的診断
Keyword:
Computed Tomography Angiography
,
Coronary Artery Bypass
,
Cardiovascular Agents
,
Coronary Disease
,
Quality of Life
,
Sensitivity and Specificity
,
Coronary Angiography
,
Risk Assessment
,
Myocardial Ischemia
,
Fractional Flow Reserve, Myocardial
,
Percutaneous Coronary Intervention
pp.975-980
発行日 2018年10月9日
Published Date 2018/10/9
DOI https://doi.org/10.18885/J03097.2019001841
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<Point>1 SIHDの治療目標は、生命予後の改善と、症状の緩和であるが両者は別々に考えなくてはならない。2 生命予後の改善について、これまでPCIやCABGが患者の予後を改善すると考えられてきたが、患者リスクが低い場合の効果は懐疑的である。3 症状の緩和について、PCIは薬物治療に比べて速やかに虚血症状を改善すると考えられてきたが、近年ORBITA試験などがその効果に疑問を投げかけている。4従って、現在のSIHDへの介入は薬物がmustであり、リスクが高い患者に対してPCIやCABGを考慮するという流れにある。
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