末梢動脈疾患(PAD) 増加する動脈硬化性疾患,適切な診断と治療法 内科医が知っておくべきPADの症状および診断法
下肢動脈
小松 宣夫
1
,
松田 美津子
,
大原 亮平
1太田綜合病院附属太田西ノ内病院 循環器センター(循環器科)
キーワード:
下肢
,
下肢潰瘍
,
間欠跛行
,
危険因子
,
超音波診断
,
大腿動脈
,
分類
,
アルゴリズム
,
MRA
,
CT血管造影
,
足関節上腕血圧比
,
末梢動脈疾患
,
無症候性疾患
Keyword:
Computed Tomography Angiography
,
Algorithms
,
Classification
,
Femoral Artery
,
Leg Ulcer
,
Intermittent Claudication
,
Risk Factors
,
Ultrasonography
,
Magnetic Resonance Angiography
,
Lower Extremity
,
Ankle Brachial Index
,
Peripheral Arterial Disease
,
Asymptomatic Diseases
pp.29-36
発行日 2013年1月1日
Published Date 2013/1/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2013077125
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・末梢動脈疾患(PAD)は無症候性の患者が多く存在し,TASCII1)によれば,1人の症候性PAD患者につき,その3~4倍の無症候性PAD患者がいるとされている.・PADの問題点は,すべてのPAD患者が心血管疾患のリスクを抱え,生命予後が不良であるにもかかわらず,その多くが無症候性であるために正確な診断・適切な治療を受けていないことである.・本稿では,下肢PADの臨床症状と身体所見を解説し,また,下肢PADの診断に必要な生理機能検査法や画像診断法について紹介する.
©Nankodo Co., Ltd., 2013