特集 骨脆弱を伴う骨折の治療
腎臓内科医からみた維持血液透析患者の椎体圧迫骨折治療
長谷川 頌
1
1東京大学医学部附属病院 腎臓・内分泌内科
キーワード:
胸椎
,
血液透析
,
骨セメント
,
再手術
,
再発
,
術後合併症
,
腎不全-慢性
,
脊椎骨折
,
腰椎
,
腰痛
,
骨折-圧迫
,
椎体形成術
Keyword:
Bone Cements
,
Kidney Failure, Chronic
,
Renal Dialysis
,
Lumbar Vertebrae
,
Postoperative Complications
,
Reoperation
,
Recurrence
,
Thoracic Vertebrae
,
Spinal Fractures
,
Low Back Pain
,
Fractures, Compression
,
Vertebroplasty
pp.702-706
発行日 2019年7月19日
Published Date 2019/7/19
DOI https://doi.org/10.18885/J00282.2019311547
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
維持血液透析患者は、骨ミネラル代謝異常により骨粗鬆症を呈することから骨折リスクが高く、椎体圧迫骨折に起因する疼痛により大幅なADL低下をきたすケースも多い。経皮的椎体形成術は除痛効果が高くADL低下を防げることから、透析患者においても治療のオプションになりうる。ただし、個々の症例における適応を整形外科、放射線科、腎臓内科で十分に検討する体制が重要である。
Copyright© 2019 MEDICAL VIEW CO., LTD. All rights reserved.