特集 人工股関節全置換術 セメント固定vs.セメントレス固定
なぜ私はセメントステムを使うか?その根拠(primary)
片山 直行
1
1北海道整形外科記念病院
キーワード:
X線診断
,
外科用メッシュ
,
股関節脱臼
,
骨切り術
,
再手術
,
大腿骨頭壊死
,
人工器官機能不全
,
医学史(1601-現在)
,
股関節置換術
Keyword:
Femur Head Necrosis
,
Hip Dislocation
,
Osteotomy
,
Prosthesis Failure
,
Reoperation
,
Radiography
,
Surgical Mesh
,
Arthroplasty, Replacement, Hip
,
History, Modern 1601-
pp.169-174
発行日 2019年2月19日
Published Date 2019/2/19
DOI https://doi.org/10.18885/J00282.2019158391
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人工股関節全置換術においてセメント固定ステム(polished collarless taper stem)を選択している理由は、1)長期成績が優れている、2)近位大腿骨が温存される(stress shieldが少ない)、3)股関節の正しいバイオメカニクスを忠実に再現できる、4)術中骨折・挿入困難などの合併症が少ない、5)弛みのないステムの再置換術が容易である、6)骨セメントに抗菌薬を含有させ局所で徐放させる方法は、感染対策として有用である、7)セメント手技を習得すれば1種類のステムでほぼすべての大腿骨に対応できる、である。
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