発行日 2014年9月1日
Published Date 2014/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2015018770
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76歳女。12年前に右変形性股関節症に対し人工股関節全置換術を行い、さらに術後早期にS-ROM Constrained Linerを用いた再置換術を行い、T字杖歩行能力を12年間維持していたが、起立動作後に突然歩行不能となった。画像所見ではライナーをカップに固定するスクリューと、骨頭をライナーに固定するロッキングリングが破損し、人工関節が前方脱臼していたため、手術により新たなconstrained liner、ロッキングリング、金属骨頭に交換した。術後2年経過して屋外歩行器歩行・屋内伝い歩きで自立した日常生活を過ごしている。
©Nankodo Co., Ltd., 2014