特集 整形外科周術期感染の予防と対策
周術期感染の基礎と概要
鳥居 良昭
1
,
松下 和彦
,
仁木 久照
1聖マリアンナ医科大学 整形外科学講座
キーワード：
Staphylococcus aureus
,
手術創感染
,
ブドウ球菌感染症
,
バクテリアルトランスロケーション
,
アメリカ疾病管理センター
,
感染症伝播
,
関節置換術
,
メチシリン耐性黄色ブドウ球菌
Keyword:
Centers for Disease Control and Prevention, U.S.
,
Surgical Wound Infection
,
Staphylococcus aureus
,
Staphylococcal Infections
,
Disease Transmission, Infectious
,
Bacterial Translocation
,
Arthroplasty, Replacement
,
Methicillin-Resistant Staphylococcus aureus
pp.342-344
発行日 2018年4月19日
Published Date 2018/4/19
DOI https://doi.org/10.18885/J00282.2018191099
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手術部位感染(SSI)の感染経路は落下細菌などによる外因性感染と考えられてきた。しかし、手術患者自身が鼻腔に保菌する細菌による内因性感染を示唆する報告もある。内因性感染における感染経路は不明である。内因性感染の占める割合など不明な点が多いが、内因性感染におけるSSIの感染経路が解明されれば、SSI発生率をさらに減少させることが可能となる。
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