特集 人工股関節置換法 アプローチと最新の機器のトレンド
レッグポジショナーを用いたTHA
中村 嘉宏
1
,
帖佐 悦男
1宮崎大学 医学部整形外科
キーワード:
大腿骨
,
股関節置換術
,
関節包解離術
,
手術台
Keyword:
Femur
,
Arthroplasty, Replacement, Hip
,
Operating Tables
,
Joint Capsule Release
pp.1174-1182
発行日 2017年11月19日
Published Date 2017/11/19
DOI https://doi.org/10.18885/J00282.2018042401
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はじめに
人工股関節全置換術(total hip arthroplasty; THA)は,除痛や機能改善に有用であることは一 般的にも認知されつつある。THAの際,20年以 上の長期成績を見据えた治療戦略のなかで予後に 影響する「正確なコンポーネントの設置」は特に重 要であり,正確なコンポーネントの設置をしなが ら筋肉,靱帯,関節包といった軟部組織を温存す ることが理想的なTHAであると考えられる。
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