特集 高齢者脊椎疾患の診断・治療の最近の進歩
骨粗鬆症性 骨粗鬆症と腰背部痛・脊柱変形・サルコペニア
宮腰 尚久
1
1秋田大学 大学院医学系研究科整形外科学
キーワード:
偽関節
,
骨粗鬆症
,
骨密度
,
生活の質
,
脊椎骨折
,
脊柱後彎症
,
転倒・転落
,
発生率
,
姿勢バランス
,
腰痛
,
背痛
,
筋肉減少症
,
骨折-骨粗鬆症性
,
多裂筋
,
大腰筋と小腰筋
,
骨痛
,
脂肪化
Keyword:
Accidental Falls
,
Back Pain
,
Postural Balance
,
Kyphosis
,
Osteoporosis
,
Quality of Life
,
Pseudarthrosis
,
Incidence
,
Spinal Fractures
,
Bone Density
,
Psoas Muscles
,
Low Back Pain
,
Sarcopenia
,
Osteoporotic Fractures
,
Paraspinal Muscles
pp.90-97
発行日 2017年10月1日
Published Date 2017/10/1
DOI https://doi.org/10.18885/J00282.2017405459
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Summary
骨粗鬆症は,腰背部痛や脊柱後弯変形によるさまざまな障害を呈する疾患である。慢性腰背部痛 には,椎体骨折に由来する痛みのほか,骨粗鬆症という疾患自体も関与する。脊柱後弯変形は,日 常生活動作(activities of daily living;ADL)を障害し,生活の質(quality of life;QOL)を低下 させるが,腰椎後弯が増強した場合には,バランス障害や転倒,胃食道逆流症の誘因にもなりやす い。また,骨粗鬆症はサルコペニアを合併しやすく,脊柱後弯の増強には背筋力の低下も大きく関 与している。
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