特集 骨折治療の最前線
大腿骨近位部の骨形態と大腿骨近位部骨折に対する治療
前原 孝
1
1労働者健康安全機構香川労災病院 整形外科
キーワード:
局所解剖学
,
股関節部骨折
,
髄内固定法
,
内固定法
,
骨ねじ
,
大腿骨頸部骨折
Keyword:
Anatomy, Regional
,
Bone Screws
,
Fracture Fixation, Intramedullary
,
Fracture Fixation, Internal
,
Femoral Neck Fractures
,
Hip Fractures
pp.378-384
発行日 2017年4月19日
Published Date 2017/4/19
DOI https://doi.org/10.18885/J00282.2017203072
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はじめに
大腿骨近位部骨折に対する治療の原則は早期離 床であり,その実現を目指してさまざまなインプ ラントが開発されている。手術を施行するに当 たってどのインプラントを選択するかについては 骨折型や安定性,インプラントの機能や形状など さまざまな基準があり,大腿骨形態に対する適合 性は機種選択における重要なポイントの1つであ る。 本稿では,まず画像読影やインプラント選択の 参考となる日本人大腿骨の形態的特徴に関して当 院で行った調査の結果を紹介し,続いて頚部骨折 と転子部骨折それぞれについて術前評価とインプ ラント選択のポイントを述べる。
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