特集 ステップアップのための骨軟部画像診断-Q&Aアプローチ-
(第5章)関節疾患 大腿骨寛骨臼インピンジメント(FAI)では、何を報告すればよいでしょうか?
大崎 正子
1
,
松永 尚文
,
福田 国彦
1山口大学 大学院医学系研究科放射線医学分野
キーワード:
X線診断
,
X線CT
,
関節角度測定
,
大腿寛骨臼インピンジメント
Keyword:
Radiography
,
Tomography, X-Ray Computed
,
Arthrometry, Articular
,
Femoracetabular Impingement
pp.s131-s135
発行日 2015年9月10日
Published Date 2015/9/10
DOI https://doi.org/10.15105/J00235.2015398866
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1. “FAI疑い”というCT,MRI がきたら,以下をチェックする.
1) 股関節痛を来す他疾患の除外
2) 寛骨臼の過剰被覆(pincer)の有無
3) 大腿骨の骨性隆起(cam)の有無
4) herniation pit(cam)の有無
5) MRI では関節唇損傷の有無
2. pincer type は単純X線写真正面像をみる.
3. cam type は単純X線写真,CT,MRI のいずれによる評価も可.
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