特集 肺高血圧治療~今どこに進んでいるのか~
治す10
現状での最適なPAH治療とは? ~2022年ESC/ERSガイドライン改訂を踏まえて~
杉村 宏一郎
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1国際医療福祉大学成田病院循環器内科
キーワード:
リスク層別化
,
肺血管拡張薬の初期併用療法
,
肺血管拡張薬の単剤療法
,
肺血管反応試験
,
心肺疾患合併
Keyword:
リスク層別化
,
肺血管拡張薬の初期併用療法
,
肺血管拡張薬の単剤療法
,
肺血管反応試験
,
心肺疾患合併
pp.366-370
発行日 2024年4月9日
Published Date 2024/4/9
DOI https://doi.org/10.18885/HV.0000001530
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肺高血圧症(PH)に対する治療はこの20年で大きな進歩を遂げた。そのなかでも肺動脈性肺高血圧症(PAH)に対する有効な薬物治療の出現により,治療戦略がガイドラインの改訂ごとに洗練され,その結果として予後の改善まで望める時代となってきた。しかし,まだまだ残された課題は多く,克服できたとはいいがたい。さて今回の特集で注目されている2022年ESC/ERSガイドラインの改定により今後のPAH治療はどのように変わり,どのような方向へ変革していくのか議論していきたい。
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