連載 心臓の解剖【知っておきたい知識 -疾患の病態生理から治療へつなげる解剖学-】
第2回
右房②(基本構造と心血管疾患との関連)
井川 修
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1日本医科大学付属病院/セントマーガレット病院 循環器内科
pp.474-484
発行日 2021年5月9日
Published Date 2021/5/9
DOI https://doi.org/10.18885/HV.0000000556
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●右房は右心耳,心房中隔,大静脈洞より構成される。
●右心耳は,2つの袋状構造物である(前方の大きな袋と後方の小さな袋)。
●卵円孔開存は心房中隔前上方にあり,臨床上確認されていない場合も多い。
●洞房結節は通常,右心耳−大静脈洞境界の心外膜側に位置しているが,ときにその位置より上方(大静脈洞側)にある場合が少なからずある。
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