【Expertise】iFR-pullbackを活用した左主幹部病変の治療戦略：state-of-the-art PCIのその先へ

病変ごとの虚血評価を可能にする瞬時血流予備量比（instantaneous wave-free ratio：iFR）-pullbackガイドの経皮的冠動脈インターベンション（percutaneous coronary intervention：PCI）は，分岐部病変・連続性病変であることが多い左主幹部（left main trunk：LMT）においてこそ，その威力を発揮すると考えられる。本稿では，LMTにおけるiFR-pullbackガイドPCIの治療戦略について，実例をとおして紹介する。