特集 循環器疾患 緩和ケアの現状を識る
治す11
脳卒中患者における緩和ケア
高木 正仁
1
,
古賀 政利
1
1国立循環器病研究センター脳血管内科
キーワード:
脳卒中による全脳機能不全
,
脳死とされうる状態
,
脳卒中における終末期医療
,
多職種チーム
,
アドバンス・ケア・プランニング(ACP)
Keyword:
脳卒中による全脳機能不全
,
脳死とされうる状態
,
脳卒中における終末期医療
,
多職種チーム
,
アドバンス・ケア・プランニング(ACP)
pp.372-377
発行日 2021年4月9日
Published Date 2021/4/9
DOI https://doi.org/10.18885/HV.0000000531
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緩和ケアに対する意識が高まり,患者の病態,身体的問題,精神的問題,社会的困難,家族や介護者の負担を正確に評価し対応することが求められている。脳卒中患者では,疾患の種類,障害の質により多様な経過が生じるため,より個人・家族に寄り添った緩和ケアが必要となる。脳卒中のため意思疎通が困難で患者の意思が確認できない場合,医療やケアについて多職種で議論を重ねていく必要がある。緩和ケアの向上のため,研究や改善の取り組み,人材の育成が重要である。
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