Japanese
English
連載 緩和医療のアップデート・Vol.20
アドバンス・ケア・プランニング
-――わが国における望ましいACPとは?
Advance care planning
――What is the desirable ACP in Japan?
森 雅紀
1
Masanori MORI
1
1聖隷三方原病院緩和支持治療科
キーワード:
アドバンス・ケア・プランニング(ACP)
,
エビデンス
,
論点
,
課題
,
地域連携
Keyword:
アドバンス・ケア・プランニング(ACP)
,
エビデンス
,
論点
,
課題
,
地域連携
pp.151-156
発行日 2024年10月12日
Published Date 2024/10/12
DOI https://doi.org/10.32118/ayu291020151
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
◎わが国では,2018年に厚生労働省により「人生の最終段階における医療・ケアの決定プロセスに関するガイドライン」が改訂されてから,アドバンス・ケア・プランニング(ACP)の普及が急速に進められてきた.「人生会議」という愛称がつけられ,ロゴもでき,各地方自治体で啓発活動が行われてきた.また,全国の病院や地域でACPの模索が進められ,諸学会でも提言の発表やガイドラインでの推奨,学術大会での討論など,いたるところで話題になっている.さらに,医療・介護・福祉の現場だけでなく,お金や法の専門家,一般市民の間でもACPが話題になってきている.本稿では緩和医療に関連してACPについて概説し,論点を整理し,わが国で進めていくうえでの留意点について考察する.
Copyright © 2024 Ishiyaku Pub,Inc. All Rights Reserved.