特集1 画像診断医に求められる認知症診断のminimum requirements−疾患修飾薬の到来を見越して−
[総論]
神経病理診断のポイント−変性性認知症における蓄積蛋白を中心とした解説−
岩崎 靖
1
1愛知医科大学 加齢医科学研究所 神経病理研究部門
キーワード:
変性性認知症(degenerative dementia)
,
神経変性疾患(neurodegenerative disease)
,
蛋白蓄積症(proteinopathy)
Keyword:
変性性認知症(degenerative dementia)
,
神経変性疾患(neurodegenerative disease)
,
蛋白蓄積症(proteinopathy)
pp.868-875
発行日 2023年8月26日
Published Date 2023/8/26
DOI https://doi.org/10.18885/CI.0000001373
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変性性認知症の確定診断には病理学的検索が必須である。各疾患ごとに障害されやすい部位や系統があり,神経細胞やグリア細胞に異常蛋白の蓄積,特徴的な凝集体の形成を認める。臨床診断感度を上げるために,生前の画像所見を含めた臨床所見と病理解剖による神経病理学的検索結果を詳細に対比検討することが重要である。
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