今月の主題 血液ガスの基礎と臨床
血液ガス異常
炭酸ガス蓄積症
西本 幸男
1
,
西田 修実
1
,
倉岡 敏彦
1
1広島大第2内科
pp.172-173
発行日 1975年2月10日
Published Date 1975/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402205772
- 有料閲覧
- 文献概要
肺からのCO2排出量は,肺胞換気量と肺胞気中のCO2濃度を掛けたものに等しいので,肺胞換気量が減少するとCO2の排出が障害されて,体内にCO2が蓄積し,pHは低下して呼吸性acidosisになる.そして呼吸性acidosisに基づくすべての臨床症状はCO2 intoxication(CO2中毒症候群)と呼ばれ,またその重症型はCO2 narcosisと呼ばれている1,2).
Copyright © 1975, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.