症例報告
大腿骨折を契機に下腿の異なる2カ所のコンパートメントに生じたcalcific myonecrosisの1例
鈴木 大河
1
,
本庄 作蔵ウィリアム
2
,
小橋 優子
1
,
野沢 陽介
1
,
増田 耕一
1
,
池田 耕士
1
,
佐々木 文
3
,
渡部 逸央
4
,
穴澤 卯圭
4
1東京歯科大学市川総合病院 放射線科
2東京慈恵会医科大学附属柏病院 放射線科
3東京歯科大学市川総合病院 病理科
4東京歯科大学市川総合病院 整形外科
pp.714-719
発行日 2023年6月26日
Published Date 2023/6/26
DOI https://doi.org/10.18885/CI.0000001325
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
50歳代,男性。左下腿の軟部腫瘤増大にて来院した。左下腿単純X線写真・MRIにて,辺縁優位の石灰化をきたす腫瘤が前脛骨筋と後脛骨筋・趾屈筋に認められた。生検にてcalcific myonecrosisと診断した。本症例は複数のコンパートメントにcalcific myonecrosisが出現しており,過去の大腿骨骨折が原因による広範な血流障害を反映したものと考えられた。
Copyright © 2023, MEDICAL VIEW CO., LTD. All rights reserved.