特集 地力が伸ばせる 心臓・大血管の画像診断−日常臨床でよく遭遇する循環器疾患−
慢性血栓塞栓性肺高血圧症
山崎 誘三
1
,
北村 宜之
1
,
石神 康生
1
1九州大学大学院医学研究院 臨床放射線科学分野
キーワード:
慢性血栓塞栓性肺高血圧症(chronic thromboembolic pulmonary hypertension)
,
肺換気・血流シンチグラフィ(pulmonary ventilation perfusion scintigraphy)
,
デュアルエナジーCT(Dual energy CT)
Keyword:
慢性血栓塞栓性肺高血圧症(chronic thromboembolic pulmonary hypertension)
,
肺換気・血流シンチグラフィ(pulmonary ventilation perfusion scintigraphy)
,
デュアルエナジーCT(Dual energy CT)
pp.1114-1124
発行日 2021年9月26日
Published Date 2021/9/26
DOI https://doi.org/10.18885/CI.0000000738
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
肺高血圧症Nice分類の第4群にあたる慢性血栓塞栓性肺高血圧症(chronic thromboembolic pulmonary hypertension;CTEPH)の診断には,画像検査が重要な役割を担っている。現在の第一選択は肺換気・血流シンチグラフィであるが,近年では造影CTやMRIが新たな非侵襲的手法として提唱されている。早期発見が予後改善に大きく寄与する一方,症状が非特異的であることから長期間見逃されていることも多く,日常臨床でしっかりと拾い上げれるようにしてほしい。
Copyright © 2021, MEDICAL VIEW CO., LTD. All rights reserved.