特集 表から裏まで! 隅々まで語る肺高血圧症―common diseaseを見逃さないために
[Chapter 4] 肺高血圧症治療戦略
慢性血栓塞栓性肺高血圧症
谷口 悠
1
1神戸大学医学部付属病院 循環器内科
キーワード:
慢性血栓塞栓性肺高血圧症(CTEPH)
,
肺動脈カテーテル治療(BPA)
,
multimodal therapy
Keyword:
慢性血栓塞栓性肺高血圧症(CTEPH)
,
肺動脈カテーテル治療(BPA)
,
multimodal therapy
pp.99-103
発行日 2026年1月1日
Published Date 2026/1/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika137_99
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★★慢性血栓塞栓性肺高血圧症(CTEPH)は,器質化血栓による肺動脈の狭窄や閉塞により肺高血圧をきたす.厚生労働省の指定難病であり予後不良の疾患であったが,外科的な肺動脈内膜摘除術(PEA)に加えて,肺動脈カテーテル治療(BPA)や肺血管拡張薬もclass Ⅰの適応となり治療法は各段に進歩した.とくにBPA治療は本邦発のエビデンスを有し世界に広まった経緯がある.
★近年ではPEAとBPAのハイブリッド治療や,BPAと薬剤の併用療法などのmultimodal therapyが主流になってきており,病変や血行動態など患者個々の状態に応じた治療が可能となった.
★★★しかし,BPAやとくにPEAは専門の経験や知識が必要であり,CTEPHの治療やfollowはCTEPH経験豊富な肺高血圧症専門の施設で行うことが望ましい.
★★★:一般内科診療で必要な内容,★★:総合内科専門医試験レベルの内容,★:専門性の高い内容

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