Japanese
English
経験と考察
拘束型人工膝関節におけるステム先端周囲の骨変化
Analysis of changes around the intramedullary stem tip of constrained total knee arthroplasty
松田 匡弘
1
,
王寺 享弘
1
,
松田 秀策
1
,
井浦 国生
1
,
富永 冬樹
1
,
石原 康平
1
,
村上 剛史
1
M. Matsuda
1
,
T. Ohdera
1
,
S. Matsuda
1
,
K. Iura
1
,
F. Tominaga
1
,
K. Ishihara
1
,
K. Murakami
1
1福岡整形外科病院
1Fukuoka Orthopaedic Hospital, Fukuoka
キーワード:
TKA
,
constrained TKA
,
intramedullary stem
Keyword:
TKA
,
constrained TKA
,
intramedullary stem
pp.895-900
発行日 2025年8月1日
Published Date 2025/8/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_seikei76_895
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は じ め に
人工膝関節全置換術(TKA)は良好な術後成績が得られ,近年多くの施設で施行されているが,拘束性の高いTKAを用いる必要がある症例も存在する.拘束型TKAは関節レベルの拘束力が高いために骨とインプラント間の負荷が大きくなるため,応力分散を目的にステム付きでの使用が原則となっている.しかしながら,ステムにどれほどの固定力があるのか,また応力分散能力があるのかに関して明らかな見解はなく,当院ではステム周囲の変化について調査してきた1).
われわれは,拘束型TKAのステム先端周囲の術後骨変化とその傾向について調査した.

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