Japanese
English
特集 整形外科医療安全のすべて
Ⅱ章.手術における医療安全対策
6.手術機器の滅菌管理と医療安全
Sterile management of surgical instruments and medical safety
松下 和彦
1
,
中島 勧
1
,
河村 直洋
1
,
古矢 丈雄
1
,
山田 浩司
1
,
和田 簡一郎
1
,
酒井 紀典
1
,
伊藤 淳二
1
K. Matsushita
1
,
S. Nakajima
1
,
N. Kawamura
1
,
T. Furuya
1
,
K. Yamada
1
,
K. Wada
1
,
T. Sakai
1
,
J. Ito
1
1日本整形外科学会 安全医療推進・感染対策委員会プリオン病に関するワーキンググループ
キーワード:
prion disease
,
prevention
,
loan instrument
Keyword:
prion disease
,
prevention
,
loan instrument
pp.581-584
発行日 2024年5月25日
Published Date 2024/5/25
DOI https://doi.org/10.15106/j_seikei75_581
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は じ め に
整形外領域では業者貸出手術器械(loan instrument:LI)は必要不可欠の存在である.多施設で使用されるので,その管理は手術部位感染(surgical site infection:SSI)予防に重要である.本稿では,LIの管理がどのように行われているか現状を報告する.また,今般,整形外科領域で手術器具を介したプリオン病の二次感染リスクを有する可能性がある症例が報告され,使われたLIを含めた手術器具の追跡調査が行われた.LI管理の問題点についても解説するとともに,『プリオン病感染予防ガイドライン(2020年版)』1)について解説する.
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