Japanese
English
特集 ハイテク機器を利用した最新の脊椎脊髄手術
3次元ロッドベンダー「Bendini」の使用経験
Usefulness of Bendini Spinal Rod Bending System
石原 昌幸
1
,
齋藤 貴徳
1
Masayuki ISHIHARA
1
,
Takanori SAITO
1
1関西医科大学病院整形外科
1Department of Orthopaedic Surgery, Kansai Medical University Hospital
キーワード:
ロッドベンディング
,
rod bending
,
ナビゲーション
,
navigation
,
至適アライメント
,
ideal alignment
Keyword:
ロッドベンディング
,
rod bending
,
ナビゲーション
,
navigation
,
至適アライメント
,
ideal alignment
pp.1001-1006
発行日 2018年11月25日
Published Date 2018/11/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5002200998
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はじめに
2006年,経皮的椎弓根スクリュー(percutaneous pedicle screw:PPS)が本邦に導入され,その後,側方進入椎体間固定術(lateral interbody fusion:LIF)が導入されたことにより,最小侵襲脊椎安定術(minimally invasive spine stabilization:MISt)が急速に普及している現在である(図1,表1).そんな中,さらなる手術成績の向上,手術侵襲の低減はもとより,手術において最も重要な課題である安全性の確保を目指すうえでも,O-armおよび術中ナビゲーションをはじめとした各種手術支援機器の存在が重要になってくる.術中CT,ナビゲーション,O-arm,Robot C-armなどによる画像支援機器やPPS手技における神経モニタリング,またナビゲーション機能を応用したrod bendingの支援機器,さらには最近話題の複合現実(mixed reality:MR)などの応用もその1つである(表2).本稿では,その中でもrod bendingの支援機器であるNuVasive社のBendini®について,利点とピットフォールを紹介する.
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