Japanese
English
特集 ロコモティブシンドロームの現況
Ⅲ.ロコモの治療
5.ロコモと運動習慣
Relationship between locomotive syndrome and exercise habit
松本 浩実
1
,
谷村 千華
2
H. Matsumoto
1
,
C. Tanimura
2
1川崎医療福祉大学理学療法学科
2鳥取大学医学部保健学科成人・老人看護学
1Dept. of Rehabilitation, Kawasaki University of Medical Welfare, Kurashiki
キーワード:
exercise habit
,
self-efficacy for exercise
,
self-care agency
Keyword:
exercise habit
,
self-efficacy for exercise
,
self-care agency
pp.596-600
発行日 2021年5月20日
Published Date 2021/5/20
DOI https://doi.org/10.15106/j_seikei72_596
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は じ め に
ロコモティブシンドローム(ロコモ)の予防,改善に運動療法が重要であることは周知の事実である.しかし,すでにロコモに陥っている高齢者では動作時の腰部痛,膝痛によって運動に対するコンプライアンス不良を生じていることがある.また,今まで運動経験のない高齢者が運動を日課に取り入れること,習慣化することは困難をきわめる.本稿では運動習慣のないロコモ高齢者に対して,どのように運動を動機づけするか,そのポイントとなる理論的背景と具体例について解説する.
© Nankodo Co., Ltd., 2021