Japanese
English
連載 卒後研修講座
変形性足関節症に対する手術療法
-――病期分類からみた治療の実際
Surgical treatment for osteoarthritis of the ankle
原口 直樹
1
N. Haraguchi
1
1聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院整形外科
1Dept. of Orthop. Surg., St. Marianna University School of Medicine, Yokohama Seibu Hospital, Yokohama
キーワード:
surgical treatment
,
ankle arthritis
,
osteotomy
Keyword:
surgical treatment
,
ankle arthritis
,
osteotomy
pp.1279-1287
発行日 2019年11月1日
Published Date 2019/11/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_seikei70_1279
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
は じ め に
変形性足関節症(足OA)は末期となれば現実的には関節固定が唯一の治療となるため,できればこれより早い段階で,適切な治療を行うことが望まれる.それぞれの治療方法には,適応となる病期があり,時期を逸すると期待される治療効果は得られない.足OAの治療の第一歩は正しく診断して適切な病期に分類することであり,このためには荷重時のX線像を撮像することが欠かせない.適切な病態の把握と病期診断による各治療方法のwindow of opportunityをとらえることが重要となる.
© Nankodo Co., Ltd., 2019