連載 X線診断Q&A
X線診断Q&A
杉山 聡宏
1
1埼玉医科大学整形外科講師
pp.1277-1278
発行日 2019年11月1日
Published Date 2019/11/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_seikei70_1277
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Question
症 例.3歳,女.
主 訴:O脚,低身長.
家族歴・既往歴:特記すべきことはない.
現病歴:明らかな誘因はなく,約1年前からO脚が出現した.徐々に増悪し,跛行を認めた.低身長も指摘され,近医から当院を紹介され受診した.
身体所見:顆間距離5cm,身長−3.2 SDであった.
生化学所見:血清アルブミン補正カルシウム9.8mg/dl,血清リン2.6mg/dl,血清アルカリフォスファターゼ1,847U/l,血清高感度副甲状腺ホルモン567pg/ml,血清25-水酸化ビタミンD 34ng/ml,尿細管リン再吸収閾値2.3mg/dlであった.
X線所見:初診時の両側大腿骨骨幹部(図1),左手関節(図2)X線像を示す.
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