Japanese
English
特集 脊柱靱帯骨化症研究の進歩
Ⅴ.術後評価
2.頚椎後縦靱帯骨化症術後の復職調査
Postoperative reinstatement investigation of cervical ossification of the posterior longitudinal ligament
前野 考史
1
,
岩﨑 幹季
2
,
奥田 真也
2
,
長本 行隆
2
,
黒田 有佑
3
,
坂浦 博伸
4
,
大和田 哲雄
4
T. Maeno
1
,
M. Iwasaki
2
,
S. Okuda
2
,
Y. Nagamoto
2
,
Y. Kuroda
3
,
H. Sakaura
4
,
T. Ohwada
4
1石切生喜病院整形外科
2大阪労災病院整形外科
3堺市立総合医療センター整形外科
4関西労災病院整形外科
1Dept. of Orthop. Surg., Ishikiriseiki Hospital, Higashi-Osaka
キーワード:
cervical OPLL
,
postoperative reinstatement
Keyword:
cervical OPLL
,
postoperative reinstatement
pp.625-627
発行日 2018年5月25日
Published Date 2018/5/25
DOI https://doi.org/10.15106/j_seikei69_625
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は じ め に
頚椎後縦靱帯骨化症(OPLL)は指定難病(特定疾患)であり症状の発症は50歳前後の男性に多く,進行すると上肢の巧緻障害や歩行障害のため就労に与える影響は大きい.進行した頚椎OPLLに対する手術的治療は比較的安定した術後成績が報告されている1~5).しかし,手術的治療による就職状況の変化を調査した報告は少ない.本稿では,頚椎OPLLに対する手術的治療が就職状況に与える影響について,独立行政法人労働者健康安全機構の2施設で手術を行った症例に対して調査を行ったので考察を加えながら報告する.
© Nankodo Co., Ltd., 2018