Japanese
English
論述
頚椎後縦靱帯骨化症に対する骨化巣非摘出前方椎間固定術と長期術後成績
Anterior Interbody Fusion and Long Term Follow-up Results for the Cervical OPLL with Myelopathy
木田 浩
1
,
田畑 四郎
1
,
高原 光明
1
,
山口 栄
1
,
相沢 利武
1
,
川原 央
1
1いわき市立総合磐城共立病院整形外科
キーワード:
cervical OPLL
,
頚椎後縦靱帯骨化症
,
anterior interbody fusion
,
前方固定術
,
long term follow-up results
,
長期術後成績
Keyword:
cervical OPLL
,
頚椎後縦靱帯骨化症
,
anterior interbody fusion
,
前方固定術
,
long term follow-up results
,
長期術後成績
pp.251-257
発行日 1996年3月25日
Published Date 1996/3/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408901850
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抄録:25例の脊髄症状を示す頚椎後縦靱帯骨化症に対しヘルニア摘出,骨化巣非摘出前方椎間固定術を行った.平均年齢52.7歳平均追跡期間145.5カ月(120-202カ月).椎間固定は手指のシビレから判断した責任椎間,ヘルニア椎間を主として行った.連続・混合型10例(2椎間固定4例,3椎間固定5例,4椎間固定1例)分節型15例(1椎間固定8例,2椎間固定7例)ヘルニア合併は連続・混合型6例,分節型12例であった.ヘルニア椎間,責任椎間の診断が確実であれば骨化巣非摘出前方椎間固定術は充分に長期予後に耐えうる.調査時までに8例に追加手術が行われた.追加手術例より連続・混合型では機能撮影上動きのある椎間の固定と上位胸椎に後縦靱帯骨化を伴えば下位頚椎椎間の固定を要すことが判った.ヘルニア合併例と非合併例では術後改善率に有意の差はない.骨化巣頭尾方向進展と肥厚は術後改善率に影響しなかった.
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