Japanese
English
調査報告
中国における頚椎後縦靱帯骨化症の疫学調査
Epidemiologic Study of Ossification of Posterior Longitudinal Ligament (OPLL) of Cervical Spine in China
原田 征行
1
,
植山 和正
1
,
市川 司朗
1
,
伊藤 淳二
1
,
佐藤 隆弘
1
,
三戸 明夫
1
,
田 偉
1
,
山田 史朗
1
,
富田 卓
1
,
酒匂 崇
2
,
栄 国威
3
,
賈 佑民
3
,
党 耕町
4
,
蔡 欽林
4
,
劉 世文
5
Seiko Harata
1
1弘前大学医学部整形外科
2鹿児島大学医学部整形外科
3北京医科大学積水潭病院骨科
4北京医科大学第三病院骨科
5長春市白求恩医科大学
1Department of Orthopaedic Surgery, Hirosaki University School of Medicine
キーワード:
頚椎OPLL
,
cervical OPLL
,
疫学調査
,
epidemiologic study
,
中国
,
China
,
漢民族
,
Han
,
モンゴル民族
,
Mongolian
Keyword:
頚椎OPLL
,
cervical OPLL
,
疫学調査
,
epidemiologic study
,
中国
,
China
,
漢民族
,
Han
,
モンゴル民族
,
Mongolian
pp.671-676
発行日 1994年6月25日
Published Date 1994/6/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408901383
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抄録:中国の北京市で1,000名,長春市で1,029名,赤峰市で500名の合計2,529名の一般住民の頚椎X線写真を撮影した.その結果,44名に頚椎OPLLが発見され,その発生頻度は1.74%であった.北京市で1.90%,長春市で1.30%,春峰市で2.20%であった.民族別では,北京市,長春市ともOPLLの発生はすべて漢民族にみられ,その発生率は1.63%であった.モンゴル人では2.20%,回民族3.0%であった.これらの一般住民の発生率は,本邦で報告されていたものと大差のない発生率であった.民族別に分類すると,モンゴル男性が2.69%で最も多く,長春市での女性が0.93%と最も少なかった.
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