Japanese
English
整形手術手技
日本人女性に対するリバース型人工肩関節置換術
Reverse shoulder arthroplasty for Japanese female
福田 昇司
1
,
宮武 克年
2
,
西庄 俊彦
3
,
西良 浩一
3
S. Fukuta
1
,
K. Miyatake
2
,
T. Nishisho
3
,
K. Sairyo
3
1高知病院整形外科
2吉野川医療センター
3徳島大学整形外科
1Dept. of Orthop. Surg., Kochi National Hospital
キーワード:
reverse total shoulder arthroplasty
,
Japanese
,
female
,
glenoid morphology
,
baseplate
Keyword:
reverse total shoulder arthroplasty
,
Japanese
,
female
,
glenoid morphology
,
baseplate
pp.1392-1396
発行日 2017年12月1日
Published Date 2017/12/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_seikei68_1392
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は じ め に
リバース型人工肩関節(reverse shoulder arthroplasty:RSA)はサイズバリエーションが少なく,体格の小さなアジア人女性では通常のベースプレートは挿入が困難であり1),25mm径のミニ・ベースプレートが開発された.しかし,日本人女性の関節窩横径の平均は25mmよりも小さいため2),ミニ・ベースプレートでも大きすぎることが多い.自験例でも女性の過半数は関節窩横径が25mm未満であった3).そこで体格の小さな女性にも安全で確実にベースプレートを固定できるように工夫を行ってきた4).
本稿ではわれわれが施行しているRSAの手技を紹介し,メーカーが作成した手技書との相違点についても解説する.
© Nankodo Co., Ltd., 2017