Japanese
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誌上シンポジウム リバース型人工肩関節手術でわかったこと
本邦における術後早期合併症
The Introduction of The Reverse Total Shoulder Arthroplasty in Japan : The Assessment of Early Complications
水野 直子
1
Naoko MIZUNO
1
1市立豊中病院整形外科
1Department of Orthopaedic surgery, Toyonaka Municipal Hospital
キーワード:
リバース型人工肩関節全置換術
,
reverse total shoulder arthroplasty
,
合併症
,
complication
,
日本人
,
Japanese
Keyword:
リバース型人工肩関節全置換術
,
reverse total shoulder arthroplasty
,
合併症
,
complication
,
日本人
,
Japanese
pp.147-152
発行日 2017年2月25日
Published Date 2017/2/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408200747
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リバース型人工肩関節(RSA)が2014年4月から本邦で使用可能となった.その術中・術後早期の合併症について調査した.対象は2014年4月〜7月にRSAを施行された65肩である.平均年齢は76.1歳,平均経過観察期間は6カ月であった.病態は腱板断裂性関節症28肩,腱板広範囲断裂16肩,骨折後後遺症6肩,変形性肩関節症が5肩,新鮮骨折が5肩,関節リウマチが3肩,人工骨頭置換術後再置換術が2肩であった.術中合併症として,関節窩の骨折を1肩に認めた.術後早期合併症は,肩峰骨折,肩甲棘骨折,下方不安定症,感染をそれぞれ1肩に認め,発生率は6.2%であった.
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