特集 UIPの壁を越えろ! 新しいびまん性肺疾患の診断治療指針を徹底解説
[Chapter 1] びまん性肺疾患,どのように治療につなげるか
[Tea Break]気管支肺胞洗浄(BAL)の適応は意外と広い⁉
早稲田 優子
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1福井大学医学系部門 呼吸器内科学分野
pp.370-371
発行日 2026年3月1日
Published Date 2026/3/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika137_370
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読者のなかには「気管支肺胞洗浄(bronchoalveolar lavage:BAL)はあまり役に立たない」といった意見を耳にしたことがある方も多いのではないか.しかし,本当にBALは有用性の低い検査なのであろうか.実際には,BALには診断に結びつく多くの情報が含まれている.「役に立たない」と評価される背景には,多くの場合「病理と比較すると」という前提がある.たしかに,外科的肺生検(surgical lung biopsy:SLB)は豊富な組織学的情報を提供するが,患者背景や全身状態などの理由から実施できない症例も少なくない.そのような場合や,SLBに先立つ評価として,内視鏡下にクライオ生検(transbronchial lung cryobiopsy:TBLC)を行う機会は近年増加している.しかし,TBLCとSLBの病理結果が必ずしも一致しないことは,両者を経験している医師にとってはよく知られた事実である.
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