特集 UIPの壁を越えろ! 新しいびまん性肺疾患の診断治療指針を徹底解説
[Chapter 1] びまん性肺疾患,どのように治療につなげるか
診断につなげる! 病理医のアプローチ
田畑 和宏
1
1鹿児島大学病院 病理診断科
キーワード:
びまん性肺疾患
,
病理診断
,
多分野による集学的検討(MDD)
,
病理診断報告書
Keyword:
びまん性肺疾患
,
病理診断
,
多分野による集学的検討(MDD)
,
病理診断報告書
pp.364-369
発行日 2026年3月1日
Published Date 2026/3/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika137_364
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
★★びまん性肺疾患の診断は,臨床・画像・病理の3本柱によって構成されている.病理診断は多分野による集学的検討(MDD)で統合的に診断するための判断材料である.十分な臨床情報を病理医に提供することで病理診断やMDD診断の精度を高める.
★★形態の多様性やサンプリングの制約により診断者間一致率は高くない.そのため,生検方法の違いによる検体の特性を理解することが求められる.また,病理報告書では,客観的所見と診断解釈を明確に区別し,不確実性や検体の限界を明示することが重要である.
★病理医は病変の時相と分布から通常型間質性肺炎(UIP)や非特異的間質性肺炎(NSIP)といった組織学的パターンを解析して,病態を把握する.さらに,さまざまな所見をもとに,過敏性肺炎や膠原病関連などの二次性疾患の発症機序を推定する.臨床医は,病理診断の診断者間の不一致にかかわらず,精度の高いMDD診断を導く必要がある.
★★★:一般内科診療で必要な内容,★★:総合内科専門医試験レベルの内容,★:専門性の高い内容

© Nankodo Co., Ltd., 2026

