特集 内科医に知ってもらいたい シン・腎臓診療
[Chapter 2] 定説を覆す! 腎臓内科のシン・常識
慢性腎臓病治療のコペルニクス的転回 運動制限から運動療法へ
三浦 美佐
1
,
上月 正博
2
1筑波技術大学保健科学部保健学科 理学療法学専攻
2山形県立保健医療大学
キーワード:
慢性腎臓病(CKD)
,
運動療法
,
運動療法のエビデンス
Keyword:
慢性腎臓病(CKD)
,
運動療法
,
運動療法のエビデンス
pp.65-70
発行日 2025年7月1日
Published Date 2025/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika136_65
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★★★慢性腎臓病(CKD)はわが国で1,480万人も罹患している国民病である.
★★近年,CKDの治療は「運動制限から運動療法へ」とコペルニクス的転回を果たした.
★★腎臓リハビリテーションの中核をなす運動療法は,フレイルの予防・改善,ADL・QOLの改善,心血管疾患予防による生命予後改善のみならず,腎機能改善・透析移行防止のための新たな治療としての大きな役割が期待されている.
★運動療法がCKD全般に及ぼす有用性ならびにその実際を理解し,普及・啓発に努める.
★★★:一般内科診療で必要な内容,★★:総合内科専門医試験レベルの内容,★:専門性の高い内容

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