特集 全身性強皮症―皮膚だけではなく全身性の自己免疫疾患
［Chapter 3］ 皮膚潰瘍を極める
末梢循環障害に対するカイロを用いた温熱療法
嶋 良仁
1
1大阪大学大学院医学系研究科 血管作動温熱治療学
キーワード：
Raynaud現象
,
キャピラロスコピー
,
アンジオポエチン-1
,
使い捨てカイロ
Keyword:
Raynaud現象
,
キャピラロスコピー
,
アンジオポエチン-1
,
使い捨てカイロ
pp.96-100
発行日 2025年1月1日
Published Date 2025/1/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika135_96
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★★★全身性強皮症（SSc）では寒冷などの刺激で末梢局所血流が途絶するRaynaud現象が高頻度に発生する．
★★★現在提唱される薬物治療は投与による利益と有害事象とのバランスがいずれも非常にわるい．
★熱刺激はさまざまな生体反応を惹起するが，持続的刺激でRaynaud現象の予防効果および加療効果を生むことができる．
★★★：一般内科診療で必要な内容，★★：総合内科専門医試験レベルの内容，★：専門性の高い内容
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