特集 全身性強皮症―皮膚だけではなく全身性の自己免疫疾患
[Chapter 3] 皮膚潰瘍を極める
皮膚潰瘍に伴う骨髄炎の診断と治療
戸澤 貴久
1
,
小寺 雅也
1
1中京病院 皮膚科
キーワード:
全身性強皮症(SSc)
,
皮膚潰瘍
,
骨髄炎
Keyword:
全身性強皮症(SSc)
,
皮膚潰瘍
,
骨髄炎
pp.102-103
発行日 2025年1月1日
Published Date 2025/1/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika135_102
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★★全身性強皮症(SSc)患者の約30%は皮膚潰瘍を発症し,潰瘍部位に感染が併発すると深達化して骨髄炎をきたすことが知られている.
★★SScの皮膚潰瘍や骨髄炎は手指や足趾の末梢に多くみられ,疼痛も伴うことからADL低下を認める.
★★X線,CT,MRIなどの画像評価による早期診断と,薬物療法や患者指導による治療が症状の改善と悪化の予防となる.
★★★:一般内科診療で必要な内容,★★:総合内科専門医試験レベルの内容,★:専門性の高い内容
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