特集 全身性強皮症―皮膚だけではなく全身性の自己免疫疾患
[Chapter 2] 臓器別ピットフォール
間質性肺疾患
長縄 達明
1
,
安岡 秀剛
1
1藤田医科大学医学部 リウマチ・膠原病内科学
キーワード:
全身性強皮症(SSc)
,
間質性肺疾患(ILD)
,
高分解能CT(HRCT)
,
呼吸機能検査
,
病期分類
Keyword:
全身性強皮症(SSc)
,
間質性肺疾患(ILD)
,
高分解能CT(HRCT)
,
呼吸機能検査
,
病期分類
pp.40-46
発行日 2025年1月1日
Published Date 2025/1/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika135_40
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★★★全身性強皮症(SSc)では間質性肺疾患(ILD)の頻度が高く,また死因として最も多く,早期診断と早期治療が重要である.
★★SSc-ILDは重症度によって管理方針が異なるため,高分解能CTと呼吸機能検査によるモニタリングおよび重症度評価が必須である.
★早期のSSc-ILDは炎症期とみなし免疫抑制療法の導入を考慮する.mycophenolate mofetilは公知申請で承認され保険適用となった.
★★高度呼吸機能低下例への進行が予測される場合,肺移植も治療の選択肢となる.
★★★:一般内科診療で必要な内容,★★:総合内科専門医試験レベルの内容,★:専門性の高い内容
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