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第8章 神経
[筋萎縮性側索硬化症]臨床試験の結果と早期診断の取り組み
和泉 唯信
1
,
倉重 毅志
2
,
井上 治久
3
1徳島大学大学院 医歯薬学研究部臨床神経科学分野
2国立病院機構呉医療センター 脳神経内科
3京都大学 iPS細胞研究所
キーワード:
筋萎縮性側索硬化症(ALS)
,
早期診断
,
筋超音波
,
筋生検
Keyword:
筋萎縮性側索硬化症(ALS)
,
早期診断
,
筋超音波
,
筋生検
pp.682-685
発行日 2024年9月1日
Published Date 2024/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika134_682
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Summary
・高用量methylcobalaminの筋萎縮性側索硬化症(ALS)に対する第Ⅲ相試験の結果から,発症早期のALS患者には高用量methylcobalaminが有効であることが確認された.
・今後さまざまな手法による新規治療薬開発が期待されるが,より早期に診断し,治療を開始することも重要である.
・早期診断を実現する方法として,筋超音波,筋生検,iPS細胞の活用などがある.
© Nankodo Co., Ltd., 2024