特集 神経難病の今~疫学・成因・治療の研究最前線~
筋萎縮性側索硬化症
大久保 卓哉
1
1横浜市みなと赤十字病院脳神経内科 部長
キーワード:
ALSの疫学
,
ALSの成因
,
ALSのバイオマーカー
,
ALSの治療
Keyword:
ALSの疫学
,
ALSの成因
,
ALSのバイオマーカー
,
ALSの治療
pp.15-22
発行日 2021年3月20日
Published Date 2021/3/20
DOI https://doi.org/10.34449/J0001.39.03_0015-0022
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筋萎縮性側索硬化症(amyotrophic lateral sclerosis:ALS)は,上位運動ニューロンと下位運動ニューロンが特異的に変性し,球麻痺,四肢筋力低下,筋萎縮が進行する,いまだに根本的な治療のない神経難病の1つである。近年では,遺伝学的,分子生物学的,神経病理学的研究の成果により,診断技術の進歩,根本的治療の糸口が見出されようとしている。本稿では,疫学,成因,治療のそれぞれについて,最新の話題を概説したい。「KEY WORDS」ALSの疫学,ALSの成因,ALSのバイオマーカー,ALSの治療
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