特集 今この研究が面白い!
第7章 肝・胆・膵
[悪性胆道閉塞]悪性胆道閉塞に対する内視鏡的ドレナージ
向井 俊太郎
1
,
糸井 隆夫
1
1東京医科大学 臨床医学系消化器内科学分野
キーワード:
悪性胆道閉塞
,
内視鏡的逆行性胆管膵管造影(ERCP)
,
内視鏡的経乳頭的胆管ドレナージ
,
超音波内視鏡下胆管ドレナージ(EUS-BD)
Keyword:
悪性胆道閉塞
,
内視鏡的逆行性胆管膵管造影(ERCP)
,
内視鏡的経乳頭的胆管ドレナージ
,
超音波内視鏡下胆管ドレナージ(EUS-BD)
pp.651-655
発行日 2024年9月1日
Published Date 2024/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika134_651
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
Summary
・悪性胆道閉塞に伴う閉塞性黄疸の治療として,内視鏡的逆行性胆管膵管造影(ERCP)による金属ステント(MS)を用いた内視鏡的経乳頭的胆管ドレナージが第一選択として行われており,開存期間延長のためさまざまなMSが開発されている.
・肝門部胆管狭窄では,MSを用いた両葉ドレナージが主に行われているが,再処置のことも考慮してプラスチックステント(PS)の胆管内インサイド留置も注目されている.
・ERCP困難例に対する代替法として超音波内視鏡下胆管ドレナージ(EUS-BD)が行われており,とくにHot-LAMSシステムを用いたEUS-guided choledochoduodenostomy(EUS-CDS)が遠位悪性胆道閉塞に伴う閉塞性黄疸に対するドレナージの第一選択肢としても注目されている.
© Nankodo Co., Ltd., 2024