特集 ここまで来た不整脈治療―明日からの診療に役立つ最新のアプローチ
[Chapter 1] Overview
不整脈の診断と治療update
水上 暁
1
1亀田総合病院 循環器内科
キーワード:
ガイドライン
,
経カテーテル左心耳閉鎖術(LAAO)
,
カテーテルアブレーション
,
抗不整脈薬
Keyword:
ガイドライン
,
経カテーテル左心耳閉鎖術(LAAO)
,
カテーテルアブレーション
,
抗不整脈薬
pp.862-867
発行日 2023年11月1日
Published Date 2023/11/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika132_862
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▪心房細動に対する抗凝固療法として,機械弁および僧帽弁狭窄症以外では直接経口抗凝固薬(DOAC)が推奨された.
▪心房細動に対するリズム管理では,早期のrhythm controlの重要性が増した.
▪出血ハイリスク症例に対する心房細動の脳梗塞予防法として,経カテーテル左心耳閉鎖術(LAAO)および低用量edoxabanが新たに使用可能となった.
▪心室性不整脈においてもカテーテルアブレーションの推奨度が上がった.
▪エビデンスはまだ不十分であるが,刺激伝導系ペーシングは,従来のペーシング法と比較し,心機能や血行動態によい影響が期待される.
▪抗不整脈薬は,その分類,作用機序,消失経路および不整脈の病態を理解し,安全に使用する.
© Nankodo Co., Ltd., 2023