特集 持続性(慢性)心房細動の治療戦略先生の治療方針は?
識る4
洞調律維持によるメリット,医療介入によるデメリットを識る
大塚 崇之
1
1心臓血管研究所循環器内科
キーワード:
洞調律維持治療
,
抗不整脈薬
,
カテーテルアブレーション
,
無症候性心房細動
,
高齢者
Keyword:
洞調律維持治療
,
抗不整脈薬
,
カテーテルアブレーション
,
無症候性心房細動
,
高齢者
pp.235-239
発行日 2021年3月9日
Published Date 2021/3/9
DOI https://doi.org/10.18885/HV.0000000504
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
洞調律維持の臨床的意義としては,①動悸や息切れなどの自覚症状を改善すること,②心不全や血栓塞栓症を回避し,予後を改善できること,である。洞調律維持の方法としては,薬物治療,非薬物治療に大別され,前者では抗不整脈薬,後者ではカテーテルアブレーションが用いられる。理想的な洞調律維持治療とは,①副作用もしくは合併症が少なく,②長期間にわたりその効果が持続する方法であるが,洞調律維持の適応となりうる症例を判断する必要がある。
Copyright © 2021, MEDICAL VIEW CO., LTD. All rights reserved.