特集 内分泌疾患診断のための5 Steps―「見逃しやすい」を「見逃さない」に変えるために
[Step 5] 内分泌負荷試験を計画して確定診断する
下垂体疾患を疑うときの検査計画と読み方
榑松 由佳子
1
,
髙橋 裕
1
1奈良県立医科大学 糖尿病・内分泌内科
キーワード:
ホルモン分泌刺激試験
,
ホルモン分泌抑制試験
Keyword:
ホルモン分泌刺激試験
,
ホルモン分泌抑制試験
pp.291-293
発行日 2023年8月1日
Published Date 2023/8/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika132_291
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▪下垂体ホルモンは日内変動や食事,運動,ストレスなどの影響により変動するため,ホルモン基礎値のみでの診断はしばしば困難である.
▪下垂体ホルモン分泌低下症の診断ではホルモン分泌刺激試験による予備能の,ホルモン分泌過剰症の診断ではホルモン分泌抑制試験による自律性分泌の評価が重要である.
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