増刊号 内科エマージェンシーと救急手技
疾患からみた内科エマージェンシー
内分泌・代謝疾患
下垂体卒中と下垂体昏睡
杉原 仁
1
1日本医科大学第3内科
pp.358-359
発行日 1998年10月30日
Published Date 1998/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402907167
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ポイント
●意識障害,ショックの患者を診るときには,下垂体卒中,下垂体昏睡を鑑別診断に加えておくことが重要であり,詳細な病歴,現症により本疾患を疑う.
●画像髄により診断が得られることもあるが,急性副腎不全,甲状腺簾低下症を疑ったときには採血を行った後,結果を待たずに直ちに治療を開始する場合がある.
●下垂体卒中では緊急手術の適応となることがあるので,脳外科医との密接な連携が必要である.
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