特集 いま知っておきたい! 内科最新トピックス
第9章 内分泌
間脳下垂体機能障害の診断と治療:疑わないと始まらない
小澤 厚志
1,2
1群馬大学医学部附属病院内分泌糖尿病内科
2群馬大学大学院保健学研究科看護学講座基礎看護学
キーワード:
視床下部
,
下垂体
,
下垂体腺腫
,
リンパ球性下垂体炎
,
免疫チェックポイント阻害薬
Keyword:
視床下部
,
下垂体
,
下垂体腺腫
,
リンパ球性下垂体炎
,
免疫チェックポイント阻害薬
pp.591-596
発行日 2020年9月1日
Published Date 2020/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika126_591
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
Summary
・間脳下垂体領域に発症する疾患は病因論的に,腫瘍性疾患,炎症性疾患,その他に分類される.
・臨床症状として,① 腫瘍や炎症組織による圧迫/圧排による症状,② 腫瘍から産出されるホルモン分泌過剰による症状,③ ホルモン欠乏・作用不足のために起こる症状,に大別される.
・免疫チェックポイント阻害薬関連有害事象として,下垂体炎が発症することを認識しておく必要がある.
© Nankodo Co., Ltd., 2020