特集 プライマリケアに必携! アレルギー診療の基本ガイド
[Chapter 3] アナフィラキシーと食物アレルギーの基礎知識
花粉関連・種実類以外の主な食物アレルギー
千貫 祐子
1
1島根大学 医学部皮膚科
キーワード:
特異的IgE検査
,
交差反応
,
prick-to-prickテスト
,
アレルゲンコンポーネント
Keyword:
特異的IgE検査
,
交差反応
,
prick-to-prickテスト
,
アレルゲンコンポーネント
pp.1106-1109
発行日 2023年12月1日
Published Date 2023/12/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika132_1106
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▪エビアレルギーにおけるエビ特異的IgE検査の陽性率は約50%である.
▪魚アレルギーの原因抗原の主なものはパルブアルブミンである.
▪気づかないうちにマダニに咬まれたヒトが獣肉アレルギーを発症しうる.
▪ネコに感作されると豚肉アレルギーを発症しうる.
▪ハンノキ/シラカンバ花粉に感作されると交差反応のために豆乳アレルギーを発症しうる.
▪クラゲに刺されたヒトが納豆アレルギーを発症しうる.
▪蕎麦アレルギーの臨床症状は皮膚症状と呼吸器症状が多く,耐性を獲得しにくい傾向がある.
▪天然ゴムのラテックスに感作されると交差反応のためにバナナやアボカドやクリやキウイのアレルギーを発症しうる.
© Nankodo Co., Ltd., 2023