連載 ドクターGとドクターS ~「Generalist⇄Specialist」連携のポイント~
ケース ③ 心不全
森内 健史
1
,
泉 知里
1
1国立循環器病研究センター心不全科
pp.909-914
発行日 2021年10月1日
Published Date 2021/10/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika128_909
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今回のポイント
かかりつけ医の役割 Generalist
✓高血圧,糖尿病,脂質異常症などの心血管疾患のリスクを適切にコントロールする.
✓身体所見,胸部X線検査,心電図などから早期に心疾患,心不全を発見する.
✓生活習慣改善,内服管理,体重・血圧管理などの心不全自己管理をサポートし,長期予後改善,心不全入院回避を目指す.
専門医との連携 Specialist
✓心不全の原因精査に必要な心臓超音波検査,心臓カテーテル検査などについては提携先の専門医と連携して施行し,積極的に原疾患の確定を進める.
✓生活指導や服薬調整で心不全症状の改善が乏しい場合や,カテーテル治療などの専門的な治療を要する場合には専門医療機関に紹介する.
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