特集2 外来のための性感染症治療の指針
◉外来における性感染症治療の基本と実践
③梅毒
石地 尚興
1
1東京慈恵会医科大学 皮膚科 診療副部長/教授
キーワード:
梅毒
,
梅毒トレポネーマ(Treponema Pallidum:TP)
,
性感染症
Keyword:
梅毒
,
梅毒トレポネーマ(Treponema Pallidum:TP)
,
性感染症
pp.200-204
発行日 2019年9月10日
Published Date 2019/9/10
DOI https://doi.org/10.34426/kk.0000000059
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Summary
近年我が国では梅毒の症例が急増しており,外来において常に念頭に置かなくてはならない疾患となっている。診断は主に血清学的検査でなされるが,その結果の解釈にはある程度の知識が必要である。治療については,我が国の標準となっているペニシリン系薬内服療法のエビデンスが近年示されており,ガイドラインに従った治療を行えばまず問題が無い。さらに,世界の標準である持続型ペニシリン系薬の筋注の導入も検討されている。
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