免疫化学検査法 Ⅱ 測定法の実際
8・ホルモン
F 性腺ホルモン
③エストロゲン
石原 理
1
,
桑原 慶紀
2
1国立病院医療センター産婦人科
2東京大学医学部産科婦人科学教室
pp.853-855
発行日 1988年6月15日
Published Date 1988/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543204622
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測定法
1.血中エストロゲン
エストロゲンの測定はBrownらによる尿中エストロゲンの化学的測定法に始まるが,血中エストロゲン測定には感度が不十分で,ラジオイムノアッセイ(RIA)の開発により初めて定量が可能となった.最近では,高速液体クロマトグラフィー(HPLC)やエンザイムイムノアッセイ(EIA)を用いたエストロゲン測定も試みられているが,非妊時のエストロゲン測定には,まだ実用化の段階に至っていない.ここでは臨床的にもっとも重要な血中エストラジオールのRIAによる測定を中心に述べる.
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